ジムサウナーデビューの為の書籍
清く正しくジムサウナー
ジムサウナーはジムでの筋トレを嗜みつつサウナで自分と向き合う、紳士淑女の嗜みです。
紳士淑女にはスマートさが大切、つまりジムでの筋トレにしてもサウナでの振る舞いにしてもスマートにいかねばいけません。
もちろんゼロから手探りでその境地に至るのを楽しむのも結構ですが、先人たちの積み重ねを学んだ上でスマートに初心者脱却するのが宜しいかと思います。
このページではその一助たり得る良著をご紹介していきます。
まず筋トレについて
ジムでの筋トレというとハードル高く感じると思いますが、実際ハードル高いと思います。
ノー知識で挑むと確実に、なんか疲れるけど効果ない、ということになるので、適切な予備知識を持つことをオススメします。
まずは「トレーニングをする前に読む本」
まず何はなくとも、ゴッドの著書を紹介せねばいけません。
筋トレ界隈でゴッドと崇められている石井直方先生の「トレーニングをする前に読む本」は、人体の構造から筋肉の種類、そしてそれが育つ医学的メカニズムに触れ、それを前提にどのようなトレーニングがどのような目的により適切なのかについて詳しく論じています。
これ一冊読めば、世間にあふれるエセ科学的なトレーニング論・ダイエット論について適切な免疫がつき、結果的に無駄を排したトレーニングに近づけると思います。
次は「ジムに通う前に読む本」
続いて、フィジカルトレーニング一般の話から、よりジムでの運動に的を絞った書籍をご紹介します。
桜井静香さん著の「ジムに通う前に読む本」は、ジムにおいて可能な運動がどのようなメカニズムでどのような効果をもたらすのかを説明した著書です。
初めてジムに行くと、何をしていいかわからなくなって結局ランニングマシンでどこでもできる短時間のジョギングをして終わり…なんてことが多いと思いますが、この本を読んでおくとジムにどんな器具があってそれぞれどのような運動ができるのかを事前に知ることができるので、「初めてジムで筋トレをするので、マシン中心で週2回できるトレーニングを教えて下さい」といった質問が効果的にできるようになります。
また、ジム一般での話になるので、ゴールドジム勢が興味ないけど一般にはとても興味関心の高いプールでの運動やヨガなどについても触れられていますので、自分の目的にあったジムでの運動がどんなものなのか?をジムに行く前に考えるのに非常に効果があるかと思います。
続いては「ジムに通う人の栄養学」
ここまでトレーニングそのものについての著書を紹介してきましたが、実はトレーニングの効果の大半はジムの外で具現化します。
どういうことかというと、トレーニングそのものは当然適切にしないといけないのですが、その効果は筋肉が回復する過程で実際に身体に反映されていくので、普段の食事や睡眠といった部分も適切に管理するとより効果的なトレーニングになるというわけです。
ここでご紹介する「ジムに通う人の栄養学」は、さほど料理を普段からしない人でも少し気を使うだけで実現できる範囲で、栄養学的に運動する人により適切な食事に近づけることができるような知識を得ることができますので、体重落としたいからひたすら食事を減らす、といったありがちなミスが根本的に間違っているということを意識づけてくれますし、また結果的に体への負担を低く抑えつつ効果がより出やすい状態に持っていく一助となってくれます。
筋トレラストは「筋トレは最強のソリューションである」
理論的な部分は上述の書籍で大半がカバーされているはずですので、あとは実践あるのみです。
ここで問題になってくるのが、果たして継続できるかどうか、という部分になります。
人間やはり楽しくないこと、自分にメリットのない事はしたくないと思うのが人情ですので、ここではある方の筋トレ成功体験が詰まったオモシロ本をご紹介します。
「筋トレは最強のソリューションである」では、筋トレが著者の人生にどのようなポジティブな影響を与えてきたか、筋トレをすることでどれだけのことが好転するかをひたすら列挙した著書です。かといって精神論をひたすら語るというわけでもなく、上述3著で語られているような知識が下敷きとなったトレーニングを続けていくことによって得られるメリットの部分を著者の経験を通して伝える、という趣のものになっています。
実際に同一の効果が得られるかについては各々の置かれている状況によって結果も違うのでなんとも言えませんが、少なくとも私はこの著書で述べられているメリットについては大半を実体験として経験できているので、そういう意味ではとてもシックリくる書籍です。モチベーションの維持にどうぞ。
続いてサウナについて
サウナについても近年ブームになっていることもあり、多くの書籍が溢れています。ここでは前提知識のない人がサウナのイロハについて学べる著書をご紹介します。
まずは漫画「サ道」
ベタではありますが、これは外せないという著書がタナカカツキ「サ道」です。公式サウナ大使であり漫画家の著者が、サウナの入り方や効能、サウナでの人間模様などを漫画で紹介しています。最近ドラマ化されたこともあり、ある意味マスト本ですので読んでみてください。サウナに入りたくなるはず。
一方で、著者含めサウナー界隈では水風呂至上主義的な価値観が強い傾向があるわけですが、ジムサウナーとしては水風呂はあまり期待できないことが多い為、水風呂の愉悦はそれ向きの温浴施設でたまに得て、日常の中に組み込むジムサウナは「いつも行くサウナが一番ととのう」という境地を目指すことが大事であることはジムサウナーとして補足しておきます。
次に「サウナの教科書」
続いては、サウナに関する基礎知識が簡潔にまとめられているムック本の「サウナの教科書」です。この本ではサウナとは何かに始まり、サウナの種類やサウナでのマナー、医学的効能などのウンチクが一通り網羅されています。
ジムサウナーとしては理屈をきちんと知った上で、それをトレーニング効果向上と日々のQOL向上に活かすことがとても大事なので、この本をざざーっと読んで基本を理解した上で本書の大半を占める施設紹介を見ながら最寄りの温浴施設で正しいサウナ浴が何なのかを身体で知っておきましょう。
ジム付属のサウナでそこまでのサウナ体験を得られることは稀ですが、良いサウナ体験が何かを知っておくことでそこに近づく為の工夫が効果的にできると思っています。
最後に
正しい知識を持っておくことで、無駄なことをしない→効果が出る→楽しい・気持ちいい→もっとしたい、という好循環に入れます。
全部を隅から隅まで読めとは言いませんが、上述の本はすべてKindle版がありますし、全部買ってもジムの月会費1ヶ月分と大差ない金額です。
思い立ったが吉日とばかりに会員になるのも良いですが、このページの本を1ヶ月かけてじっくり読んだ上で、何箇所か施設見学・体験に行って自分にあっていそうなジムを選ぶのが結果的に一番無駄が少ないのではないかな、と思っています。